2011年08月26日

うちわまき

五月一九日、奈良市唐招提寺の中興の
祖、覚盛上人の徳をたたえて行なわれる法
要で、そのあと、供物と一緒にハート形の
うちわを参詣人にまくことから、この名称
がついた。
 伝説によると、覚盛上人が行を修めて
いるとき、蚊が群集したので、弟子がうち
わでその蚊を追い払おうとすると、上人は
蚊に血を与えるのも行である、といった。
この上人の徳をしのんで忌日に、弟子の法
華寺の尼僧たちが、霊前に宝扇を供えたの
が始まりという。
 このうちわを拾って持ち帰ると、雷よけ、
悪疫よけになり、女性の安産のお守りにも
よいということから、現在でも参詣人は争
ってこのうちわを拾う。


同じカテゴリー(日本の行事)の記事
 伝統の発酵食品 お漬物について (2012-11-24 10:02)
 TPPはどうなんだろう? (2011-11-26 10:24)
 形代流し (2011-09-05 09:21)
 夏越祓 (2011-09-04 04:02)
 竹伐り舎 (2011-09-02 18:48)
 虫送り (2011-09-01 11:28)

Posted by よしよし先生 at 15:07 │日本の行事

削除
うちわまき