2011年05月31日

十二直

中国で漢代に始まったといわれる暦注の
一種で、日本でも五〇〇年ごろから行なわ
れていた。日の吉凶を表すもので、北斗七
星のひしゃくの柄の部分にある二つの星が
きす方向によって決められている。

建(たつ)=農作業、旅行、建築など竜船
 出、蔵開きなど凶。
除(のぞく)=神事、農作業、祭礼など電
 結婚、転居、旅行など凶。
満(みつ)=転居、開店、建築、旅行など
乎(たいら)=転居、建築、旅行など吉。農
 作業、池掘りなど凶。
左官だん)=建築、結婚、商売、農作業な
 ど宅旅行、病気治療始めなど均
執(とる)=祭礼、結婚、農作業など竜転
・居、旅行など凶。
破(やぶる)=訴訟、出猟など吉。相談事、
 物の取り決めなど凶。
危言やぶ)=結婚、建築、農作業など電
 旅行、船出、乗馬など凶。
成看る)=転居、農作業、旅行、結婚、開
 店など吉。訴訟、談判など凶。
収宕きん)=結婚、転居、収穫など吉。旅
 行、葬儀、開業など均
開(ひらく)=建築、結婚、開店など宅葬
 儀など凶。
閉(とず)=穴をふさぐ、塞を建てるなど
 竜結婚、開店、柱を立てるなど凶。

 これらの中には、諸説のあるものもあり、
例えば「除」の日の井戸掘りは吉とする説、
 凶とする説両方ある。なお、十二直は、か
 つては、暦の中段に載せられていたので「暦
 の中段しまたは単に 「霞とも呼はれて
 いる。  


Posted by よしよし先生 at 23:24生活の言われ