2011年06月08日

門松としめ縄

正月に門松を立てる習慣は原始信仰に由
来するもので、春の始まりである元日に、
年神を迎えるために立てられた。
 本来は松でなくてもよく、地方によって
ナラ、トムノ、スギ、サカキなど、いろいろ
な木が用いられたし、立てる場所も現在の
ように門ではなく庭であったのが、江戸時
代に入ってから門の両側に一対として立て
るようになった。
 そして、年神を迎える神聖な場という意
味でしめ縄を張る。しめ縄は『古事記』に
も表れる習慣だが、古くは現在のもののよ
うに紙の垂れなどはなく、単純なひと節の
縄であったといわれる。
とりはずす日は一月七日、小正月(一月一五
日)など、二足しない。また二九日に立てる
ことは「九松(苦待つ)」といって忌む風習
がある。
 今日では門松を立てない人も多く、団地
などのように立てる場所が難しいケースも
増えた。そんな現代に即した簡素な松蝕叩り
としては、松の小枝を一枝飾るとい、丁万法
もある。  


Posted by よしよし先生 at 03:34生活の言われ