2011年04月25日

辛子れんこん(熊本県)

熊本市の西部一帯に広がるはす田。ここ
には、阿蘇山から降る火山灰が天然の肥料
となって上等のれんこんが育つ。太くて身
が厚く、関節が長い。
 そのれんこんをゆで、麦みそと合わせた
練りがらしを穴につめて、油で揚げたもの。
衣は小麦粉、そら豆の粉、鶏卵を混ぜたも
のを使っている。
 掲げたてを少し冷ましてから食べるのが
コツで、好みに応じてしょうゆやウスター
ソースをつける。刺激の強い辛さと軽快な
歯ごたえは酒の肴にうってつけ。ご飯のお
かずはもとより、パンにはさんでサンドイ
ッツチにしてもよい。

 加藤清正のあとを受けて熊本城主となっ
た細川忠利は、.病弱だった。その栄養食と
して玄宅和尚が和漢の書を読んで工夫した
のが辛子れんこんの始まり。切り口は偶然
にも、細川家の紋所「九曜紋」とそっくり
である。


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Posted by よしよし先生 at 05:23 │県別名産

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