2011年04月08日

小いわし(広島県)

瀬戸内の小魚の代表格で、句は晩軟から
冬場。体長わずか一五珊前後で、大部分が
ほかの魚のえさになってしまうことから、
 「鰯」とあて字するようになった。
 新鮮な小いわしのうろこを落とし、手で
身をさばいて刺身に仕立てあげるのが広島
独特の調理法で、これをしょうがじょうゆ
につけて食べる。高級魚に劣らない味で一
般家庭から高級料亭まで、広く親しまれて
 いる。
 
 地元では魚屋だけでなく、行商のおばさ
んたちがリヤカⅠをひきながら、「なんまん
え、いりまへんか」と小いわしを売り歩い
ている。「なんまんえ」とは、かつて小いわ
しがえいやはまち漁の「生餌」だったころ
の名残である。


同じカテゴリー(県別名産)の記事
 城下がれい(大分県) (2011-04-29 07:36)
 かぽす(大分県) (2011-04-28 04:25)
 肥後ずいき(熊本県) (2011-04-27 07:56)
 朝鮮飴(熊本県) (2011-04-26 10:08)
 辛子れんこん(熊本県) (2011-04-25 05:23)
 からすみ(長崎県) (2011-04-24 04:40)

Posted by よしよし先生 at 13:57 │県別名産

削除
小いわし(広島県)