2011年04月07日

かき(広島県)

瀬戸内海の冬を代表する味覚で、広島の
名物。「牡蠣」と書くが「嘉書」「賀書」に通
じるということで、古くから祝い事の料理
に使われてきた。
 収穫は一〇月から翌年の呑まで。一年以
内をワカ、二年物はフルセと呼び身も大き
く高級品。生でよし、煮てよし、焼いてよ
しで、調理法には事欠かない。生がきはボ
ン酢などをかけて食べると、しまった身の
歯ごたえと、さわやかな破の風味が楽しめ
る。また、土手鍋をはじめ、殻挽き、酢の
物、掲げ物、蒸し物、か軋飯など用途は広
い。土産としては塩辛やつくだ煮がある。

 欧米では、Rのつかぬ月にはかきを食べ
ぬといわれているが、日本でも木の芽どき
から夏にかけては敬遠され、真冬をかきの
句とすることは世界共通となっている。  


Posted by よしよし先生 at 17:43県別名産